東京と名古屋の親御さんの違い
東京と名古屋は何か違うのか?
いつもは東京を中心に教育に携わっているので、地方へイベントや営業に行くと親御さんの教育に対しての価値観が異なることに気がつきます。
今回は、学童保育や幼児期の習いごとについて東京と名古屋の違いを感じたのでまとめました。
中学受験の意識
民間学童保育の経営者と話をさせてもらって感じたことですが、東京は世帯年収の高い親御さんの多くが中学受験は当たり前で小学受験をどうするかとなっているケースが多いと感じます。
それが、愛知では中学受験が東京の小学受験のハードルと同じくらいになっていると感じました。
この原理はすごくシンプルだと思うのですが、人口が多いから、競争率が高まりなるべく早い段階で良い学校に行く。
人気のラーメン屋さんで1番に並んで食べたいと思ったら人が増えるほど時間がどんどん早くなる感覚と同じだと思います。
日本の若年層の人口は東京にどんどん集中する傾向はまだ続いているので、郊外からは子どもが少なくなるが、都心は密度が高くなっているという現象があります。
これだから、託児所や学童保育の問題も一筋縄ではいかないのです。
お値打ち感が大切な名古屋
ここ最近、民間学童保育が一気に増えています。今後も増え続けてくるかと思います。
そうなると民間学童同士での競争が激化してきます。ただ、子どもをみてくれるだけではなく、教育のコンテンツで差別化を図ります。
料金で差別化ができれば良いのですが、どうしても労働集約的なビジネスになりますので、なかなか難しいのが現状です。
そこで、民間学童ではコンテンツとして英語を取り入れたりプログラミングを取り入れたりしています。
ここで名古屋と東京で親御さんの価値観の違いを感じました。
それが
・東京は専門性を重視
・名古屋はお得感を重視
ということです。
東京では、専門性の高いスクールも多くあります。例をあげるとダンス、体操、英語、スイミング、サッカーなど
そしてこれらのサッカーの中でも選択肢が2.3あったりします。
これが名古屋のような地方都市ではサッカーをやるなら通えるのは○○スクールとなることが多いかと思います。
こういう背景からも東京は習いごとに専門性を求めます。
そして名古屋はあれもこれもこの値段で出来る!というようなお得感を求めます。
1人あたりの子どもにかける教育費は上がる
東京では民間の学童に預けながら、さらに習い事を5つ通わせて、学童保育と習い事だけで月に10万円以上をかけている世帯はかなり多いと思います。
ここからは名古屋と東京で変わらないと思っている話です。
今後、少子化はますます加速していくと思うので子どもの人口は減りますが、1人の子どもに対してかけるお金は確実に上がります。その中で教育費にかけるお金も上がると思っています。
お金はおじいちゃん、おばあちゃんが出してくれるんです。
祖父母の視点になってください。
これまでは孫が10人いた時代から孫は2.3人の時代になる訳です。1人の孫に5倍のお金をかけれる時代になる訳です。
以前にもこのblogで書いたのですが、
こども保険 進次郎さん頑張れ! - AI時代をワクワク生きる
おじいちゃんおばあちゃんが未来の子供たちを支えることは実現すると思います。
わたしは、そうあってほしいと思っています。