AI時代をワクワク生きる

「情報革命」×「高齢化」のど真ん最中を生き抜く子どもたちに必要なのは”STEM”と”人間力”です。日本の未来のために情報提供します。

なぜプログラミングが必修化されるのか?

■なせプログラミングが小学校で必修化されるのか? IMG_2412.JPG
竹林暁さん講演の「子どもにプログラミングを教えるには」というセミナーに行ってきました。 竹林先生は、株式会社TENTOの代表取締役であり、子どもたちにプログラミングを教える塾を2011年から運営しており、プログラミングについての書籍も数多く出されているような方です。 2時間のセミナーだったのですが、時間が足りないと思うとても刺激のある良いセミナーでした。
 
■なぜ、プログラミング教育が必要なのか?

文部科学省が目指している小学校でのプログラミング教育とは? まず、文科省が伝えているのは「プログラミング的思考」です。決してJavaとかRubyとか言語を学ぶということではありません。具体的にはこんな感じです。

 

・どの教科で行ってもよい。
・必ずしもパソコンを使わなくてもよい。
・アクティブラーニングと関連付ける。
 
私は、エンジニアでもなければ、教師でもありません。プログラミングについて、最近ようやく少し意味が分かってきたくらいの人間です。ただし、これからの時代を楽しく”ワクワク”生きるためには、直感的にプログラミングは必要不可欠なのではないかと思ったのです。その直感的なものが竹林さんの話を聞いて少し紐解けた気がしています。 少し話がそれますが、2020年からはプログラミングだけでなく、英語教育も変わります。 小学3年生からは必修化、小学5年生からの教科化です。 グローバル化が進む中で英語が必要になるというのは私たちの世代でもわかりやすいのですが、プログラミングもこの感覚です。 産業革命によって、物理的距離がなくなり多くの方とコミュニケーションを取るために英語という言語が必要になりました。今後はそれ以上に情報革命が進み必要になるコンピュータの言語となるプログラミングが世界の共通言語となっていくのです。 だからこそ、プログラミングということにまず接していくために教育は必要なのです。 セミナーの中で竹林さんが仰っていて、非常に共感したのが”時代はハードからソフトへ移る”ということでした。
 
■ハードウェアの時代からソフトウェアの時代へ

産業革命によって、ハード面の大量生産のできる技術が一気に進歩しました。 アメリカでのフォードは自動車の大量生産をしたということで学んだかと思います。 今後は、自動車業界も変わります。少し前にアメリカのテスラ社でまさにそのソフトウェアの話が話題になったのですが、ご存知でしょうか? 簡単にかいつまんで説明をします。 アメリカのハリケーンで避難指示が出された時、避難区域にあるテスラの電気自動車のソフトをアップデートしたのです。 これによって購入時は80kmしか走行できない電気自動車が100km走行可能になりました。 今後、電気自動車になり、全てがコンピュータ制御されるようになっていくでしょう。 こうなった時に、これまで戦後から培った日本の高い生産技術も全てコンピュータによって集約化されハード面の組み立てに従事していたような労働者を必要なくなる時代になっていきます。 自分に子供ができた時に、この子達の大人になった時はどうなるのか?と想像することがよくあります。モノや情報は余るくらいに手に入れることのできる時代にワクワク生きていくために大切なのはなんなのでしょうか?
 
■このままでは日本が危ない。

セミナーの中で、アメリカで行われたいたSTEM教育(STEM教育についてはコチラ)のフェスのようなものが紹介されました。
東京ビックサイトなどで行われているような、たくさんの企業が集まって自社製品をPRするような場なのかと思ったら全く違ってびっくりました。
先生たちが主体で先生が自分のSTEM教育のカリキュラムを展示して説明をしているのです。
この会場には日本人は、竹林さんくらいだったそうです。ただし、日本人はいないのですがアジア人が非常に多かったそうで、日本は、まず指導する立場の私たちの価値観から変えていかないとまずいなと感じました。
このままでは、日本の1人あたりの生産性は世界に追いていかれます。
もっと夢中で学ぶ子どもたちをたくさん作って
その可能性を伸ばすことができるユナ環境設定をしていこう!改めて決めました!
こちらの竹林さんの著書です。