AI時代をワクワク生きる

「情報革命」×「高齢化」のど真ん最中を生き抜く子どもたちに必要なのは”STEM”と”人間力”です。日本の未来のために情報提供します。

子どもの保育・教育ビジネスは儲からない

子どもの保育・教育ビジネスについて

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全くの異業種から教育事業に携わるようになって1年弱、いろいろと感じたことをまとめたいと思います。

1、ビジネスとして儲からない

1-1、規模の経済が効かない

言うことを聞かない子どもを相手にする以上、保育士さんやスタッフは一定の人数が必要となります。テクノロジーとの融合でEDtechも賑わってはいますが、特に低年齢の子どもたちををみる現場においては、機能しないと感じています。

1-2、正解がない

前職の医療人材紹介ビジネスとの比較をしてみると人材紹介は人がいなくて困っている事業所に対して”人”をご紹介する。

課題に対しての解決”人”が明確に形になって分かる→貢献→利益

と繋がっています。

それが、保育や教育ビジネスは成果が見えづらいです。

 

1つだけ明確な成果として言えるのが、医学部合格●名、東京大学合格●名といった合格実績です。

現状はまだ、この実績は有効なので学習塾はビジネスとして展開できるのだと思いますが、近い将来これまでのように学歴と幸福度は比例しない世界になると思っています。

そうなるとますます”現在の教育”はビジネスとして成立し辛くなると思っています。

 

教育業界に向いている人

子どもが好きと言うだけでは、保育や教育はできないなと感じました。

自身のやりがいやモチベーションの源泉を子どもたちの成長に見いだせる方でないと長続きしません。

3年で保育の現場をやめてしまった知り合いの保育士さんが言っていましたが、1日どうやって子どもたちを無事に帰せるか、それだけを考えていたと。

その上で、お給与は低いとなると、、本当に保育のスタッフには頭が上がりません。

 

これからの教育ビジネス

教育は在り方を変えて行くと感じています。

モノが溢れ、情報が溢れている社会の中では

 

自分を表現できるアーティストが私は最強だと思っています。

つまり、これからの教育はアーティストをつくるような場が増えてくると思っています。

 

バングラデシュの人口は?

バングラデシュ🇧🇩

バングラデシュの人口って何人か分かりますか?

 

日本より多いか少ないか?

正解は

約1億6000万人(2016年)

世界で第7位!

インドの人口増加が凄まじいことはなんとなく知識としてありましたが、バングラデシュも凄まじいのです。

 

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人口密度は世界一とも言われる

参照

世界一の人口密度、バングラデシュに集まるムスリムの人多すぎな礼拝の風景 - DNA

 

日本とは人口ピラミッドも違いますからまさにこれからの国ということなんです。

 

ICT大臣 来訪

そんなバングラデシュのICT大臣が先日来日されて、たまたまお話を聞く機会がありました。

 

バングラデシュのスティーブジョブズと言われているらしく、ネット環境を整えたの方。

 

日本のプログラミング教育やICTについてとても関心があるようでした。

とは言っても日本ではプログラミングというワードですがあくまでこれは日本の文科省の影響であって、インドやシンガポールをはじめとしたアジア圏では、圧倒的にSTEMという言葉のほうが強いです。

 

子どもたちのプログラミング教室をとてもにこやかな表情で見学されました。

 

 

「子どもたちの未来に必要な教育を取り入れたい」

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子どもたちの目は輝いている

 

そんな想いを大臣とその御子息から感じることができました。

 

とても刺激の強い有意義な時間でした。

インドとSTEM教育

日本のSTEM教育の認知の低さ

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最近、STEMという言葉を新聞やblogで目にする機会が多くなったように感じます。

 

インド、シンガポール、台湾、オーストラリア

日本にいるのですが、「STEM」に関心を寄せていただくのは海外の方が多いです。

日本人はまだまだ「プログラミング」なのですが、世界標準は明らかにSTEMだと感じています。

 

先日もインドのとある企業の社長と数学を教えているという先生と話をしました。

自分たちで日本にSTEMスクールを創りたいとのこと。

 

インドといえば、

数学やテクノロジーの世界においては、秀でた国だとということは皆さんもご存知かと思います。

人間力 × テクノロジー

私はこれからは個人も会社も

 人間力×テクノロジー

この総和が大きいことが市場価値を高める上で最も重要だと思っています。

 

人間力とは

一言で言ってしまえば、”情熱”や”誠実”と言う心の部分です。

諦めない姿勢だったり、その仕事をなぜ取り組んでいるのか?どういう心の在り方で物事に取り組めているのか。

内面から湧き出る、理屈では語れない人を魅了する力 これが人間力です。

 

テクノロジーとは

人間力だけでは、やはり限界があります。

より多くの人にその自分の想いを伝播するツールとしてテクノロジーを活用できるということだとても大事だと思っています。

”活用できる”というところがポイントです。

自分がそのテクノロジーを仮に生み出せなくても、しっかりと自分のものとして活用ができれば良い訳です。

活用することから逃げてしまうとやはり、個人も企業もこれからは淘汰されていくと感じています。

 

 

日本のSTEM教育の遅れ

年末は何かと子どもたちのおもちゃや本を探す機会が多いと思います。

そんな中で最近よく目にするのが"プログラミング"というワードです。

インターネットにしてもリアルにしても何かと目にすることが多くなっているかと思います。

そんな中で最近の気づきが日本のSTEM 教育の遅れです。

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写真はイオンモールにある本屋さんです。

知育とか脳トレとか今まではそんなワードだったのが、最近は"プログラミング"がそのワードに追加されています。

 

ここで悲しいのが、

日本製のおもちゃがないということです。

 

そして"プログラミング"という言葉がひとり歩きしていて本質的な意味を見失っている感覚をおぼえます。

なんでもかんでも"プログラミング"という言葉をひっつければ良い訳ではないと思います。

 

最近、少し教育熱心な親御さんと話をすると

「これからは『英語』と『プログラミング』が絶対ですよね!」

なんてことをよく言われるのですが

ここでいうプログラミングは本来STEMという言葉のほうが私にはしっかりきます。

 

ただ、親御さんのなかにはSTEM教育の重要性を強く認識されている方もいます。

 

あくまで私の感覚値ですが

プログラミングではなくSTEM教育に目を向けている親御さんの特徴として

自身の学歴に対してコンプレックスのない方が多いように感じます。

英語ができなかった親は英語を教えたがりますし、プログラミング教育必修化という学校教育の流れに乗って、学校で良い成績を、とるために、そして今の親自身に足りないものを埋めようとする傾向が強いです。

 

その傾向が学歴に対してのコンプレックスがない親にはありません。

 

純粋に子どもの未来にとってと考えている方が多いと思います。

 

そんな方が注目しているのは、プログラミングではなく世界標準のSTEM教育なんです。

 

まだまだ、一部の人にしか認知のないSTEM教育ですが、ものづくり大国ニッポンの今後を支えるのは【テクノロジー】です。

ものづくり×テクノロジーで日本にはまだまだチャンスはあると思います!

 

だからこそもっと日本はSTEM教育に注目を!

 

 

 

 

プログラミング教室・ロボット教室の習い事について

最新の習い事事情について

 

2020年の学習指導要領の変更に伴って親御さんたちの意識が少しずつ変わっています。

私も2人の子どもを持つ親として、いろいろな話を耳にします。

今回はそんな中でもここ2、3年で急増している『ロボット教室』について書いていきたいと思います。

 

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①なぜ今『ロボット教室』が流行っているのか?

②料金はどれくらいするのか?

③子どものために本当に必要なのか?

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①なぜ今『ロボット教室』が流行っているのか?

2020年からプログラミングが小学校で必修化になります。

そもそもなぜ、小学校でプログラミングを学ぶのでしょうか?

一言で言ってしまえば、時代の変化に伴った必要な教育だからです。

もう少し噛み砕いて話をすると、

農業革命、産業革命、情報革命 

そしてこれからは、AI(人工知能)時代と言われています。

AI時代の中で、人に必要とされてくる要素は!?

コンピュータにはできないこと。

コンピュータが苦手とすることです。

それが、創造力、思考力、クリティカルシンキングという力です。

 

そういった力を、ロボット教室では養えるということで

今『ロボット教室』がブームになっています。

 

②料金はどれくらいするのか?

習い事の基本的な料金設定として

■初期費用

・入会金

・教材費

■毎月の料金

・月謝

・教材費

このようなケースが多いです。

ロボット教室毎に料金設定は変わるため、各教室でしっかりと確認をしていただきたいのですがだいたいこんなイメージです。

■初期費用

・入会金 10,000円〜20,000円

・教材費 0円〜60,000円(ロボット代)

■毎月の料金

・月謝 10,000円〜20,000円

・教材費 0円〜2,000円

 

この料金をどう感じるかはその方次第ですが、一般的な小学生の低学年の習い事と考えると高いんです! 

特に、ロボット代がかかる教室は初期費用だけで、7万円くらいしてしまいます。

もちろん、ロボットは自分のものになるので良いのですが、こういったロボット代金を生徒持ちにする教室は、メーカーのところが多いです。

例えば、有名なところで言うと「Lego」とか「アーテック」とか

 

③子どものために本当に必要なのか?

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こればかりは、答えはないです。

ブロックやロボットが好きな子どもたちが楽しみながら夢中に通っている状態であればそれだけでOKなんだと思います。

そこにお金を出せるか出せないかいは保護者の考え方や経済力次第。

 

<まとめ>

そろばん、習字、ピアノ、スイミング、習い事の優先順位は時代によって変わっています。

親として考えないといけないのは、自分のエゴにならないようにしないといけないことかなと思います。