子どもの能力を引き出す3つのポイント
小学生の低学年に向けたスクールの講師のサポートに入り始めました。
その中で私が今後の日本の教育において、そして子どもの才能を伸ばすために重要だと感じたことをまとめました。
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1.先入観を持たない
2.プロセスや発想を褒める
3.アウトプットをさせる
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1.先入観を持たない
子どもの発想力や創造力は頭の固い大人に比べると何十倍も優れていると良く感じます。
例えば、「ブロックで車を使ってください」という課題が出たとします。
大人は車と言ったらタイヤが4つでまっすぐに走るものをゴールに作り始めると思います。
ところが子どもたちはどうでしょうか?自分の想像の中の車を作り始めます。ダイヤなんてないかもしれないし、秘密基地みたいなもの作り出したりします。でもそこには子どもなりのストーリーがありそれを必死で伝えようとします。
大人はどうしても頭ごなしに"正解"を教えがちなのですが、それでは子どもの可能性を狭めてしまうだけです。
2.プロセスや発想を褒める
物質が豊かになり情報もありふれた時代に突入しています。生まれた頃からそれが当たり前な子どもたちにとっては、個々の価値観は多様化され、相対評価ではなく絶対評価になります。
マズローの5段階欲求説で言えば、尊厳や自己実現といった高度な欲求にシフトしているのだと感じます。
とは言え、子どもたちは承認欲求のかたまりです。先ほどの車の例であげれば、出来上がった車が素晴らしいと褒めるのも良いのですが、さらに良いのは、
「なぜその車を作ろうと思ったのか」
その思考を褒めることだと思います。
3.アウトプットをさせる
日本人は本当にアウトプットが苦手だと思います。私も苦手意識が強く、強制的にアウトプットをすることで訓練をしてきました。
この、blogについてもアウトプットの訓練の場としても捉えています。
これからは、思考力、そして表現力も大切な要素になると思っています。
何か作品を作ったのであれば
・作品の名前は?
・なぜそれを作ったのか?
・ポイントはどこか?
これくらいは、年少さんくらいから話せます。
アウトプットのために自身の中で考えを整理している一生懸命な姿がとても分かりやすく見ていてホッとします。
【まとめ】
子どもが幼稚園なんかで絵を描いてきたりしたら、是非、試してみてください。
「何を描いたのー?」
の後に、
「どうしてそれを描いたのー?」
そのどうしての部分をしっかりと褒めてあげる。
重要なことは正解を教えることではなく、引き出してあげることです。