AI時代をワクワク生きる

「情報革命」×「高齢化」のど真ん最中を生き抜く子どもたちに必要なのは”STEM”と”人間力”です。日本の未来のために情報提供します。

プログラミング教室のビジネスモデル②

前回プログラミング教室のビジネスモデルがライザップと同じであるということを書きました。
詳しくはこちら”プログラミング教室のビジネスモデル①”を読んでもらえたらと思います。
今回は「プログラミング教室」×「人材紹介」に注目して書いていきたいと思います。
このブログを読んでもらうと「プログラミング教室」×「人材紹介」のビジネスモデルがwin-win-winでいかに素晴らしいかを理解していただけると思います。
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なぜ、いまプログラミング教室が流行っているのか?
いくつか理由はあると思うのですが、最も大きいのは情報革命によりプログラミングが必要とされる時代になることを感じている人が多いからだと思います。
そして、そうなるとどうなるのか?
エンジニアという人材が不足するということです。
人材不足 ≒ 人材紹介のニーズが高まります。
この時代背景からプログラミング教室において新たな顧客が生まれました。
これまでの顧客というのはプログラミングを学びたいという人
そして新たな顧客というのが
”エンジニアを採用したいという企業”です。
つまりここで2つの異なる顧客ができた訳です。
①プログラミングを学びたいという人
②エンジニアを採用したいという企業
それぞれの顧客に対しての提供価値を考えるとこのようになります。
①教わりたい人にプログラミングを教える。
②エンジニアを欲しい企業に人材を紹介する。
・人材紹介とは?
正式には有料職業紹介といい、基本的に年収の30%程度の紹介手数料を得られます。
紹介するエンジニアの方の想定年収が350万だとすると、1人を紹介すると350万×30%で105万円となります。
1人あたりの紹介で100万円程度の売上が見込めます。
※実際のところこの辺りの手数料率は契約によって異なるのでなんとも言えませんが、エンジニアの市場ニーズからするといくらエンジニアの卵であったとしても将来性を見込める人材であれば、企業側としては喉から手が出るほど欲しいと思います。
つまり
エンジニアの卵を囲い込むことができるプログラミング教室においてはエンジニアを企業に紹介するという絶好のビジネスチャンスなのです。
私が説明会を聞いた、WebCamp、TECH::CAMP共に、かなり人材紹介に力を入れいてる印象を受けました。
反対に言うとそこにそれだけニーズがあるということなのだと思います。
プログラミングを学びたいという人の中には、そのスキルを生かして就職・転職したいという方が多くいるので就職・転職先を紹介してもらえるということはメリットなのです。
さらには、就職が成功すれば、授業料は免除ということもあります。
そりゃそうですよね、紹介が成立すれば最低でも100万円の受注が見込めますので、授業料の10万円なんて痛くも痒くもありません。
結果的に、
・受講者は、プログラミンを学び企業に内定
・企業は、エンジニアの卵を採用
・プログラミング教室は紹介手数料として収益
 win-win-winの素晴らしいビジネスモデルですね。
さらにこのビジネスモデルの素晴らしいところが1つあります。
時間軸の短さです。
この時間軸ということについて少し詳しくお伝えします。
現在の高齢化の日本において人材不足といえば、
看護師、保育士
といった職種についても毎日のようにニュースで耳にすると思います。
ただし、エンジニアと同じようなビジネスモデルが成立するでしょうか?
答えは成立しません。
なぜか?
看護師や保育士が”国家資格”=取得に時間がかかるからです。
例えば、看護師になりたい!と思った人がいたとしても、学校へ行き、国家資格に合格しなければいけないので、どれだけ頑張っても今の日本の制度では3年という年月がかかります。
そして、病院や老人保健施設は看護師(≒国家資格)を必要としています。看護師になりたい人は必要としていないのです。
これは診療報酬の関係や医療行為として、"できること"と"できないこと"が明確に定められているからです。
病院としては
看護師になりたいという志の高い方がたくさんいても”診療報酬”は上がりません。
看護師になりたいという志の高い方がたくさんいても”注射”はできません。
それがエンジニアの場合はどうでしょうか?
エンジニアになりたい!と思えば自分の努力次第と企業の採用要件によってはかなり短い期間でエンジニアになることができるのではないでしょうか。
これが時間軸の話です。
看護師や保育士を育成しようと思えばかなりの時間とお金がかかります。
それがエンジニアの場合
最短1ヶ月コースなんていうのがあったりするくらいなので全く違うことが理解できるかと思います。
つまりビジネスの観点からすると入口から出口が短く収益化までにかかる時間が明らかに短く、高収益であるのです!